資産運用・投資
2026年2月28日2分で読める2

資産管理会社(プライベートカンパニー)の設立と相続・節税の活用

高橋 美咲

税理士・ファイナンシャルプランナー

資産管理会社(プライベートカンパニー)の設立と相続・節税の活用

資産管理会社(プライベートカンパニー)とは

資産管理会社(プライベートカンパニー)は、個人の資産(不動産・有価証券・事業持分等)を会社として保有・管理・運用するために設立する会社です。富裕層・企業オーナーが、①所得分散による節税、②法人税率(実効税率約25〜35%)の活用、③相続税対策(株式の評価引き下げ)、④資産の一元管理を目的として設立します。

資産管理会社の設立メリット

メリット内容節税効果
所得分散家族を役員・従業員として給与を支払い、所得を分散累進税率の緩和・給与所得控除の活用
法人税率の活用個人の最高税率55.945%→法人の実効税率約25〜35%高所得者の税率差を活用
経費の拡大役員報酬・社宅・法人保険・交際費等を経費計上課税所得の圧縮
相続税対策株式の評価引き下げ(類似業種比準・純資産価額)相続税評価額の圧縮
資産の一元管理不動産・有価証券・事業持分を会社で一元管理管理コストの削減・承継の円滑化

資産管理会社の設立コストと注意点

資産管理会社の設立には、①設立費用(登記費用・定款認証費用等:約25〜30万円)、②毎年の維持コスト(税理士報酬・法人住民税均等割(最低7万円)・社会保険料等)が発生します。また、資産管理会社への資産移転には、①不動産の場合は不動産取得税・登録免許税が発生、②有価証券の場合は時価での譲渡として課税される場合があります。資産管理会社の設立・運営は、税理士・司法書士と連携して適切に行うことが重要です。

まとめ:資産管理会社は総合的な資産戦略の中核

資産管理会社は、所得分散・法人税率の活用・相続税対策・資産の一元管理など、富裕層の総合的な資産戦略の中核となる手段です。設立・運営コストと節税効果を総合的に判断して、資産管理会社の設立を検討することをお勧めします。

#資産管理会社#プライベートカンパニー#所得分散#相続税対策#資産運用
シェア

関連記事